第8回 つぼみ菜 (和洋中 何にでもイケる味)

まだまだ寒い季節が続くが、店頭での「つぼみ菜」の名前が一瞬春めかせる。
「つぼみ菜」は、菜花の仲間で葉茎の若い部分を掻いて出荷する野菜で、石巻・遠田・栗原・本吉地区等,宮城県内各地で栽培される。
アクが少なく、茎が太く、繊維が柔らかく、また寒さから甘みを増した「つぼみ菜」は、おしたしやお汁の具に、またマヨネーズ和えでも美味しい。
特に、辛し和え・生姜和え・ゴマ和えと和え物にぴったりであるが、しゃぶしゃぶ鍋の具として簡単に食するのもまたイケル。

工夫次第で和・洋・中どんな料理にも合うところも「つぼみ菜」の魅力の一つである。
美味しく頂くコツは、柔らかいので茹で過ぎない事と、自分の好きな味で料理したら、つまみ食いしながら
ビール片手に早めに食べること。
冬場の「花とつぼみを食する」シリーズは、「菜花」から「つぼみ菜」に続き、そして今後「雪菜の花」へと移り、待ち遠しい宮城の春を迎え終了となる。


河北新報夕刊 「食彩マルシェ」 掲載分