第15回 春レタス (老化防止 ビタミンE豊富)

最近,キャベツとレタスの区別がつかない子供がいるそうで、冗談のような笑えない話である。
キャベツは十字(アブラナ)科、レタスはキク科の植物である。花はまさしく「菜の花」と「菊の花」が咲く全くの別物である。キャベツは重い方がお買い得であるが、レタスはキク科のため重過ぎると苦味が出るので留意。
切口からの白い汁が「乳」を連想させ、日本では「チシャ」と呼ばれ、またレタスのラテン語の語源もやはり「乳」を意味し万国共感である。

レタスの栄養は少ないように見られるが、実は老化防止のビタミンEを豊富に含み、鉄分やクロロフィルと協力し血行を良くし、貧血や冷え性を改善する。
そして非常に珍しい栄養素「ラクッコピリン」を含み、精神安定と快眠に導く。
韓国でもレタスの仲間サンチュを食べると気分良くぐっすり眠れると言われている。
なるほど・・・。

レタスは炒めたりスープにしても美味しく量も一杯食べられるが、春の新物の柔らかい時期は、やはり生の味と食感を、春眠不覚暁の気分で楽しみたい。


河北新報夕刊 「食彩マルシェ」 掲載分