第22回 梨(果汁たっぷり食感シャリッ)
 

夏祭りが終れば東北は初秋。果物は梨が出荷されている。
昔から果物は水菓子と言われるが、特に梨には、あふれるほどの果汁とみずみずしさ・香りがあり、そしてシャリシャリとした独特の歯ざわり食感がある。品種名に「水」が付くのが多いのも頷ける。

特に三水と言われる「新水・幸水・豊水」の品種は、糖度・果汁・シャリ感の三拍子揃った梨で、出回り時期は、新水、幸水、豊水の順に8月から9月に出荷され、秋の代表的な果実である。

産地は関東の千葉・茨城・栃木に、東北では福島・秋田・宮城で、地元宮城産は、蔵王町、利府町、小牛田町で生産され、特に果樹の町、蔵王からの出荷が多い。
食べ方は温度が大切で、食する2-3時間前に冷蔵庫で冷やした梨を頂くのが旨い。

今年の梨は好天と少雨からやや小振りであるが、味・糖度が乗った本当に美味しい梨が多い。まだまだ暑い日が続くので、ジューシーな梨で水分補給し残暑を乗り切りたい。

 
河北新報夕刊 「食彩マルシェ」 掲載分