第27回 ミニトマト(フルーツ感覚 甘さとコク)

「大きいことはいい事だ」は昔。
最近は何もかもがミニ化している。
野菜も、ミニ白菜、小さめの大根、坊ちゃん南瓜、姫胡瓜、ミニキャロット、ミニアスパラなどなど。
都内のデパートでは、ミニ・ベビー野菜コーナーもあるそうな。
そのなかでも代表選手と言えば、ミニトマトであろう。
核家族や単身世帯が増え1回あたりの消費量が減少し、余すことも腐らすこともなく使い切れるミニトマトは重宝される。
包丁がなくても調理でき、女子高生の言葉ではないが見た目にも「かわいい〜」から受けている。

もちろん普通の野菜においても「馬鈴薯1個だけ大根4分の1だけ買う」そんな需要も増えている。

完熟で真っ赤に輝くミニトマトは、普通のトマトに比べ表皮がしっかりしており果汁が出にくく手作り弁当の彩りの定番にもなっている。
そして甘くコクがあり1口で食べられ、子供にも好かれるフルーツ感覚の野菜である。
体はミニだが、ビタミン・ミネラルがたっぷり詰まったミニトマトはまだまだ活躍していくだろう。

 
河北新報夕刊 「食彩マルシェ」 掲載分