第28回 ゴボウ(食物繊維豊富な腸内掃除名人

宮城弁で「ごんぼ」。
キク科野菜のゴボウは色黒の体とは不似合いなアザミのような花が咲く。
中国では薬として使用されるが、食用にしているのは日本だけで、外国原産の日本で作物化された野菜である。
大腸がん増加が懸念される中、食物繊維の豊富な「腸内掃除名人」ゴボウは私たちの救世主である。
洗い物と土付きとがあれば、若干手間はかかるが土付きを購入してほしい。表面の土が水分調整し日持ちを良くし香りも保持してくれる。

皮に近い部分に独特の香りと旨みがあるので、皮は包丁の裏でこそげるか、タワシなどで擦り薄くむく。そして、切ったりそいだりしたゴボウを水でアク抜きし調理する。(このアク抜き後の茶色の水は生ごみにスプレーすると匂い消しとなる不思議な水であるのでお試しを)
キンピラ、煮付け、鍋、天ぷら、五目ご飯等の日本人には当たり前で懐かしい定番料理だけでなく、最近はサラダ、ハンバーグ等の若者向料理に使われることも増えてきた。

可能性を持った機能性野菜、「ごんぼ」の未来に期待したい。

 
河北新報夕刊 「食彩マルシェ」 掲載分