第29回 小松菜(カルシウム豊富なシャキシャキ野菜)

小松菜の名前は小松川地区(現在の東京都江戸川区)にちなむ。江戸時代、タカ狩りに訪ねた将軍が、小松川の農家で出された菜っ葉の美味しさに感激し、命名したのが由来とつたえられている。
今でも東京が全国一の産地。

正月の雑煮にも使われるほど関東ではポピュラーな野菜だ。品種改良により周年出回るが、やはりほうれんそうと並ぶ冬の代表的な青菜なので、12〜2月が甘味を増し美味しくなる。
栄養価が非常に高い緑黄色野菜で、カルシウム・ビタミンA・鉄・カリウム・食物繊維などを多く含む。

日本人はカルシウムの4分の1を野菜から摂ると言われるが、特に小松菜は牛乳の約2.5倍カルシウムを含む。骨粗しょう症が心配の方や、イライラ気味の現代人にはお奨めだ。
アクが少なく、生でもサッと茹でても食べられ、食感もシャキシャキの江戸っ子タイプ。炒め物、煮浸し、簡単な漬物等何にでも合う野菜である。

 
河北新報夕刊 「食彩マルシェ」 掲載分