第35回 長芋(ネバネバに若返り効果)

芋の種類が数ある中で、山芋・長芋は生で食べられる数少ない芋である。
デンプン分解酵素のアミラーゼ(ジャスターゼ)は大根の倍以上含み、食物繊維も豊富。特徴のネバネバ成分「ムチン」は若返り効果があるとも言われる。
昔から「三日とろろ」と言われ、正月料理に飽いて疲れた胃袋に、とろろは最適で簡単な料理である。
すりおろす時に手が痒くなるが、これは長芋に含まれる針状結晶のシュウ酸カルシウムが皮膚を刺激するため。皮膚がデリケートな人は、酢水で洗うか、冷凍したものを調理すると結晶が壊れ痒みが治まる。
今年の長芋は作柄良くお買得なので、とろろだけでなく和洋中いろいろな料理に試してみたい。特にサラダやグラタンに使用すると面白い食感が楽しめ、料理の腕の評価が高まること間違いなし。
 
河北新報夕刊 「食彩マルシェ」 掲載分